嫌いな演出 - What Hawk Think...

演出ワースト5

映画にはたくさんの種類の演出がある。
演出とは映画をより効果的に見せる為に
必要な手段であるが、
一部の演出はお決まり(cliche:クリシェ)の様に
存在する事もある。
今回はそんなよくある演出の中から
私が嫌いな演出ワースト5を
紹介したいと思う。

演出ワースト5

5位：老いた俳優の再演

最近目立つ様になった。
何十年ぶりの新作！とかで
昔の俳優を最新作に出演させること。

正直、見ていられない。
自分の中では、その俳優はその時の年齢
だったからこそカッコ良かったのであって、
今見たらただの枯れた年寄りである。
歳をくって昔の動きが出来ないシーンなんて
最悪。
老いは全然笑えない。

主な例としては、
スター・ウォーズ及び
ブレード・ランナーのハリソンフォードと
ターミネーターのシュワルツェネッガー。

特にターミネーターは
ロボットなのに歳を取るとかいう
無茶苦茶な事になっている。
新作を作りたいのなら、
過去に映画の人気を支えてくれた俳優が
ダサく見えるのは避けて欲しい。

4位：OPクレジットに出演者

これは映画の知識があると、問題が出てくる。

というのは、俳優の名前で地位が分かるので、
映画での役割も自ずと見えてきてしまう。
先に名前を出されると、サプライズ感も無く
楽しみに欠けてしまう。

例えば、ヘイトフル・エイトはOPで
出演者の名前が出る。
そのせいで「密室殺人」というミステリー要素を
含んでいるのに、
「あの俳優出てないから、つまり...」と
展開がある程度読めてしまった。

ただし、007やミッションインポッシブルの様な
OPが手を込んだ場合は別。

3位：EDまでタイトルがでない

OPが無いとも言う。
映画はやはり、タイトルが一番初めで
なくてもいいから、冒頭に出てきて欲しい。
タイトルが出る事で「映画が始まるぞ！」
という気分になるのに、最後に出てきては
気分的に締まらない。
ダークナイトやゼログラビティの様に
何かしらの意味があれば良いが、
特に意味もなく最後に
ヒーローの名(=タイトル)が出る様な
映画は気に入らない。

2位：精神世界

トリップシーンは該当しない。
アレはコメディ的でもありホラー的にもなり、
かなり好きである。

トリップは正に現実が分からなくなる
という意図があるが、精神世界は
混乱しかない。
現実世界で人が悩む時にあんな謎空間に
いつも入っているというのか?
エヴァンゲリオンは有名だが、
私が嫌いなのはハリーポッターのラストである。
エヴァはもはやエヴァの持つ特徴にも
なりつつあるが、ハリポタはあまりに
唐突である。
特に死んだキャラとハリーが対話するのも
ストーリーとして成り立ってない。
魔法以上に神秘的な世界を出すな。
アレは原作通りであるが、なんとか
出来なかったかな?
スターウォーズの789の精神世界も最悪。
フォースの力と言うが、
今までそんなこと出来なかっただろ。

1位：叫ぶ

感情が昂って叫ぶシーン。
そんな人は見た事がない。
人が死んで腕に抱えて、
「ああああああ！！！」ってやられたら
涙も引っ込む。
ムファサの亡骸にシンバが近寄って
叫んだとしたら？
うるさくて悲しくは見えないだろう。
泣き叫ぶのは韓国のニュース映像ぐらいしか
見ることはない。
しかしあのニュース映像も一部だろう。
韓国のモンスター映画グエムルで
泣き叫ぶ家族にマスコミがたかるシーンが
あった。