【レビュー】The Boys / ザ・ボーイズ シーズン2
The Boys / ザ・ボーイズ S2
金曜日の楽しみ
ザ・ボーイズのシーズン2最終話が
10.9についに配信された。
毎週金曜日配信で、仕事が終わって
気持ちを落ち着けて見られる
この番組はとても楽しかった。
終わってしまっては何を毎週の楽しみにすれば...
というわけで、今回はシーズン2をレビュー。
ネタバレは無し。
ただし、ストーリーの振り返りや伏線に関する
話は最後の「謎」パートで行っている。
レビュー
良かった点
風刺
制作時期がだいぶ前だったが、人種問題は
未だに話題性の非常に高いトピックだったので、
タイムリーに感じることが出来た。
サウスパークでもやっていた、学校内での
犯罪対策のシーンが特にお気に入り。
NRAの考えるような、
「武器に対抗するには武器を持て」
というようなアイディアが反映されていた。
教師が教卓から銃を取り出すというシーンは、
あまりに露骨で、笑えてしまう。
アクション
S1に比べて、能力者が増えたお陰で
アクションが華やかになった。
「力が強い」という曖昧な能力がS1では
多かったが、S2からは能力がハッキリわかる。
加えて能力者が増えた事で、新たな対策以外に
能力者 VS 能力者 というS1には少なかった
構図がより生まれるようになった。
このことで、よりアメコミ作品っぽく
このドラマを楽しめる様になった。
ビリー・ジョエル
S1は特に印象的な音楽はなかったが、
S2からは音楽が印象的な場面が複数。
その中でも目立っていたのは、やはり
ビリー・ジョエルであろう。
予告や4話でかかっていた
We Didn't Start the Fire
もいいけれど、
1話のラストでかかる Pressure が好き。
他の記事でも書いたが、
We Didn't Start the Fire の収録アルバム名は
Storm Front
▼Pressure (1話ラスト)
youtu.be
▼You're Only Human (Second Wind) (3話)
youtu.be
▼ We Didn't Start the Fire (予告・4話)
youtu.be
▼Only The Good Die Young (最終話)
youtu.be
悪かった点
話が進まない
EP5 ~ 7ぐらいでストーリーが停滞した。
急展開っぽく見えるが、何も解決してないし、
何も問題は起きなかった。
アクションを積んで、面白い様に見えるが、
よく見ると、全然ストーリーが進んでいない。
急展開
先程のストーリーが進まない影響で発生。
突然ストーリーが進むことがある。
急展開なら良いのだが、ストーリーは進むが
全容が分からないので、結局謎が一つ増える。
特に最終話は詰め込み過ぎていると思う。
スタン・エドガー
ブレイキング・バッドの悪役ということで
期待したが、特に大きな働きがなかったこと。
それどころか、出演しないエピソードさえ。
勝手に期待した自分の問題だが、
もっと何かほしかった。
そもそもパロディとか関係なく、
ヴォートでも最上級レベルの人間なんだから、
もう少し活躍していてもいいのでは。
伏線
シーズン2終了時点で、謎のままの事を
振り返り。自分が気になったところだけ。
ネタバレが含まれるので注意!
スタッフの推しヒーロー
どういう訳か、シーズン2に関する記事で
ブラック・ノワールが推されていた。
確かに登場シーンは増えて、アクションも
多かった。
だけれども、ストーリーに展開をもたらさず、
S1と変わらなかった。
記事に記載の通り、弱点は判明したが、
だからどうした?って感じ。
少なくとも分かったのは素顔が
デッドプールの様に爛(ただ)れているという事。
▼デッドプールはこんな感じ
リーク
Vをリークした人物が判明していない。
ストーム・フロントやエドガーは、
Vを正当化させるためにリークしたと
考えられるが、結局は分からず。
ホームランダー
シーズン1で毛布にブチギレた理由が未だ不明。
弱点なのかもしれないが、
彼を物理的に倒すという作戦がなかったので、
言及に至らず。
また、彼がミルクに執着する理由も不明。
弱点に関係するのか否か...
ストームフロント
急に出てきたAトレインとの問題。
人種問題なんだろうけど、言及はなし。
あまりに唐突だったので、理解が追いつかない。
最後の言葉に字幕がなかったので、分からず。
手を挙げる(無いけど)動作があったので、
ナチス式敬礼と共にドイツ語を話していたと
考えられる。
あくまで、母国語で最後を悟っただけかも
しれないので、ストーリーには影響ないかも。
追記:ストームフロントの最後の言葉
昔の幸せだった頃の生活を回想した様子を、
話していた。
遠い目をしていたのは、走馬灯を見ていたと
考えられる。
手を伸ばしていたのは、回想していた内容に
沿った動きと思われる。
(子供が手を伸ばした云々)
結局、今後のストーリーには影響無さそう。
▼参考サイト
患者の行方
精神病院から逃走した女性能力者の行方。
体を破裂させることが出来るため、
公聴会や副長官の犯人と思われたが、
最終話で別人が犯人のであると判明した為、
彼女が掘り下げられることはなかった。
神の子
謎ではないが、ライアンの立ち位置のこと。
ライアンは半分が人間で半分がヒーローだ。
そして、人間である母が本当に愛するのは、
人間の男性であった。そして、最後に
ライアンはブッチャー = 人間に育てられる事を
選んだ。
これはキリストに似ている気がする。
彼の母マリアは、夫がいたが処女だった。
しかし、そんな彼女が子供を授かった。
人ではない、神が与えたのである。
神の子、後のキリストである。
つまり、キリストには2人の父がいたと
言える。神と人間だ。
これらのキリストに関するストーリーが
このライアン・ブッチャー・ホームランダーの
関係に似ている気がする。
今後、影響するかはわからないが、
シーズン3までに、「聖☆おにいさん」とかで
キリストを知っておくと良いかもしれない。
ボーイズで宗教といえばエゼキエルだが、
彼との関連するエピソードはあるのだろうか。
虫の羽音
エピソードは忘れたが、シーズン1の謎の演出。
キャラクターの周りから虫の羽音が聞こえる
シーンが複数あった。
何かの暗示かもしれないが、特に説明もなく、
気になったシーン。
まとめ
退屈することもあったけれど、
楽しく見られた。
パロディも不謹慎さもパワーアップしたので、
スピンオフもシーズン3も楽しみ。
シーズン3はコロナが反映されるとか・・・
次の楽しみは何にしよう。
007は延期だし復習かな・・・
あとはマンダロリアンもまだ見てないし。
▼考え中...
原作
シーズン3を待てない人は原作読もう!
▼単行本
▼電子書籍
シーズン1 レビュー
what-h4wk-think.hatenablog.com
元ネタ紹介
what-h4wk-think.hatenablog.com
