タイカ・ワイティティというユーモア職人
タイカ・ワイティティ
人気の映画監督
映画界で人気の監督と言えば、
クリストファー・ノーランがその1人だろう。
私も彼の映画が好きだ。
続編やリメイクではなくオリジナリティがあり、
その上でエンタメ作品である為、
非常に見やすいからだ。
だが、オリジナリティのある、
エンタメ作品を作るのは彼だけではない。
その1人がこの写真の男。
タイカ・ワイティティである。
このニュージーランド人、映画界では
かなり有望な人物であり、
多くのコンテンツの未来を担っている。
今回はこの、タイカ・ワイティティという
人物について紹介したいと思う。
作風
ノーランは全体的に暗く、かなりシリアスな
イメージだが、それとは真逆。
暗いテーマであっても、ポップで明るく
ユーモアが豊富なコメディ色が強い。
だからと言って、ふざけている訳ではなく、
テーマ性を失わずに作られている。
また、監督するだけでなく本人も
映画に出演する事が多い。
関わった作品
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
マイナーな映画なので知らない人は
多いかもしれない。
ホラー映画の定番、ヴァンパイアを
扱った映画。だが、ホラーでなくコメディ。
ヴァンパイアの普通の日常生活を
ドキュメンタリー風に描くという斬新な設定。
ホラー映画のモンスターあるあるネタを
笑いに昇華させていて、非常に面白い。
その中でも狼男が変身する時のやりとりは
秀逸。
本人はヴァンパイアの1人として出演。
▼予告
ジョジョ・ラビット
2019年のアカデミー賞脚色賞を受賞。
※脚色賞...原作がある映画の脚本賞
子供の視点から第二次世界大戦を描いた作品。
子供の視点からの戦闘という事で、
知らない間に世界が変わっている演出により、
展開に緩急がある。
ナチスのユダヤ人迫害という
かなり重いテーマを扱っていながらも
ユーモアが含まれており、
戦争を残酷に描く映画でなく、
人の愛情を描く作品となっている。
なお、ワイティティの役はまさかのヒトラー。
しかもワイティティはユダヤ人でもある。
ユダヤ人迫害をユーモアに扱うと言えば、
イタリア映画の
「ライフ・イズ・ビューティフル」が
泣ける映画として有名だが、
ジョジョ・ラビットは悲しいシーンもあるけど、
泣くほどではない。
ライフ〜はダメだ。泣かずに見れない。
▼予告
タイカ・ワイティティ監督がヒトラーに！映画『ジョジョ・ラビット』日本版予告編
◯◯ー◯・◯◯◯◯
彼の記憶から抹消された映画。
次のフリー・ガイの記事参照。
フリー・ガイ
現在、公開を控えている映画。
コロナ延期で、いつ公開されるか不明。
ライアン・レイノルズが主人公の、
ゲームの中の世界を舞台にした映画。
この作品では、ワイティティは監督でなく
出演者の1人。
ゲームの開発者か何かで、
レイノルズの敵として登場しそう。
フリーガイに関しては記事に関連作を
まとめたので、関連記事を参照してほしい。
レイノルズとワイティティの
記憶から消された映画とは...?
マーベル
彼を有名にさせたのはマーベルである。
彼は当時はまだ、大作はまだ
作っていなかったにも関わらず、
監督に起用された。
彼が監督した映画は、
「マイティソー・バトルロイヤル」
ソーシリーズの3作目である。
1,2とイマイチな感じが
続いていたにもかかわらず、
3作目でポップでコメディ色の強い作品に
突然に変わった。
結果、アベンジャーズシリーズの中でも
かなり上位の面白さとなった。
また、彼はソー3において、
岩のエイリアンの役として出演している。
この作品で彼は一気に知名度を上げ、
仕事も一気に増える要因となったのだろう。
また、マーベルは彼にかなりの信頼を
寄せていて、ソーの4作目である、
マイティ・ソー ラブ & サンダー
の監督を務める予定である。
彼が関わるのであれば、ソーはこれからも
安泰に見える。
ちなみに、彼はソー3前にソーの短編も
任されている。
スター・ウォーズ
まずはこのビデオを見てほしい。
彼はインタビュー内で
「僕はJJエイブラムズじゃないんだ!
スター・ウォーズ作ってないよ!
僕で我慢してよ!ママ・パパ!」
と言っている。
しかし彼はこの後、ソーをヒットさせ、
アカデミー賞を受賞した。
アカデミー賞を受賞した段階である意味、
JJは超えた。更にイマイチだったソーを
面白くした時点で、スター・ウォーズを
ぶっ壊したJJを超えたと私は思う。
だが、彼は更にJJに近づいてくる。
ドラマ版スター・ウォーズである、
マンダロリアンにおいて監督を務めた。
しかも、シーズン1の最終回である。
この最終回でストーム・トルーパーが
グダグダ会話するシーンはなんだか、
彼らしさを感じる。
ちなみに彼は、IGユニットの声として
出演している。
彼のスター・ウォーズへの関わりは、
これだけでは終わらない。
ついに、JJエイブラムズに並んだのだ。
そう、スター・ウォーズの新作映画の監督に
選ばれたのだ。
ソーを大胆に変化させ、良作へ仕上げた。
マンダロリアンの最終回もかなり面白く、
作られていたので、JJより期待できそうだ。
短編作品
CMなどの映像作品を手掛けることがある。
ロケ地がニュージーランドで有名な、
ロード・オブ・ザ・リングとコラボした、
飛行機の安全ビデオを作ったこともある。
▼彼は魔法使い(ガンダルフ?)として出演
また、最近では彼はコカ・コーラのCMも
作ったようで、感動的と好評らしい。
まとめ
作品を新たな視点で仕上げ、
ポップで笑える作品を作ってくれる、
タイカ・ワイティティ。
マーベルとスター・ウォーズを担う彼にも
期待だが、彼のオリジナル作品も見たい。
これからの彼の活躍に注目すれば、
いい映画に出会える気がする。
ちなみに、今回の記事に挙げた作品以外に、
彼が監督するという噂の映画がある。
それは日本の漫画作品であり、アニメも有名な
AKIRAだ。
関連記事
フリー・ガイ
▼関連作品の紹介
what-h4wk-think.hatenablog.com
マンダロリアン
▼シーズン1レビュー
