What Hawk Think...

主に映画に関して書きます。Filmarks(TheHawk0356)

X-MEN 時系列崩壊問題

X-MEN

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MARVELの人気シリーズ

ディズニープラスX-MENが新しく
配信される様になった。(※一部作品)
人気のアメコミシリーズで、
かなりたくさんの映画があるX-MEN

長期シリーズの性か、この作品は
時系列が完全に崩壊してしまっている。
途中からパラレルの様に見えて、
実は正史という、もはや
目も当てられないモノと
化してしまっている。
今回は改めて、何がどうなっているのか
確認したいと思う。
ネタバレあり。
キャラクター名はコードネームで呼称。

シリーズ構成

まずはシリーズ構成を振り返る。

オリジナル

ナンバリングそのままの、初期3部作。
この時点ではまだ崩壊していない。
作品は以下の3作品

このトリロジー主要人物が
何人か死ぬことになるが、
この生死がシリーズ長期化で
ぐちゃぐちゃとなってくる。

時系列に関わる出来事

X-MEN (字幕版)

X-MEN (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
X-MEN 2 (字幕版)

X-MEN 2 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
X-MEN:ファイナルディシジョン (字幕版)

X-MEN:ファイナルディシジョン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
X-MEN ビギニング

1作目のX-MENより前の時代
描いた作品。時系列崩壊の元凶。
作品は以下の4作品。
(X-MENは省略)

  • ファースト・ジェネレーション
  • フューチャー & パスト
  • アポカリプス
  • ダーク・フェニックス

この中で設定及び時系列の変更を
担ったのはフューチャー&パストだった。
この作品でタイトル通り
時系列に干渉した結果、
初期3部作で起きたストーリーが
ほとんど無かったことにされた。
これによりオリジナルで死んだ主要人物が
生き返った

時系列に関わる主な出来事

X-MEN:ファースト・ジェネレーション (字幕版)

X-MEN:ファースト・ジェネレーション (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
X-Men: フューチャー&パスト (字幕版)

X-Men: フューチャー&パスト (字幕版)

  • 発売日: 2014/10/01
  • メディア: Prime Video
 
X-MEN:アポカリプス (字幕版)

X-MEN:アポカリプス (字幕版)

  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: Prime Video
 
X-MEN:ダーク・フェニックス (字幕版)

X-MEN:ダーク・フェニックス (字幕版)

  • 発売日: 2019/08/16
  • メディア: Prime Video
 
ウルヴァリン

ウルヴァリンのスピンオフ作品。
時系列はちょっと矛盾がある、
軽いミス程度で気にならない。
作品は以下の3作品。

基本的に時系列の崩壊はない。
だが、SAMURAIで3で死んだ
プロフェッサーXが知らん間に
生き返っている事が判明し、混乱が始まる。
SAMURAIの次作はフューチャー&パストで、
ここから時間と生死の崩壊が始まる。

ウルヴァリン:X-MEN ZERO (字幕版)

ウルヴァリン:X-MEN ZERO (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
ウルヴァリン: SAMURAI (字幕版)

ウルヴァリン: SAMURAI (字幕版)

  • 発売日: 2013/12/22
  • メディア: Prime Video
 
LOGAN/ローガン (字幕版)

LOGAN/ローガン (字幕版)

  • 発売日: 2017/09/13
  • メディア: Prime Video
 
デッドプール

一応、世界観は共有している。
だが、全くX-MENのストーリーに干渉しない
2のラストで過去に干渉するが、
あくまでギャグデッドプール
ハチャメチャな設定もあり、
過去に干渉していると言うモノではない。
作品は以下の2作。

デッドプール (字幕版)

デッドプール (字幕版)

  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: Prime Video
 
デッドプール2 (字幕版)

デッドプール2 (字幕版)

  • 発売日: 2018/07/27
  • メディア: Prime Video
 

 

時系列を整理

Wikiによると、つまりはこうだ。

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フューチャー&パストで過去が
変わったのも分かるし、時系列も大体合ってる。
だが、この表に抜けている作品がある。
ダークフェニックスだ。

ダークフェニックスがここに無いのは
矛盾がデカ過ぎたからだと思う。
記事を編集してくれた人ですら、
頭を悩ませているのかもしれない。
問題はフェニックスの生死だ。

フェニックスの生死

フェニックスは3で死んだ。
しかし、その後ウルヴァリンの活躍で
過去が変わった結果、サイクロプスと共に
復活した。
この2人の復活をウルヴァリンは、
過去ではなく自分が本来存在する時間に
戻った際に確認している。
つまり、フューチャー&パストの2023年時点
フェニックスとサイクロプス
生きていたのだ。

しかし、「ダークフェニックス」で
フェニックスは死んでしまった!
と言うことは、2023年にフェニックスが
生きているはずがない。
もう無茶苦茶である。
ここが最悪レベルの矛盾だと思われる。

他のキャラの生死

ミスティー

オリジナルでは生存していたミスティーク、
これもまた「ダーク・フェニックス」で死亡。
だが、ウルヴァリン過去改変後の2023年に
ミスティークの生存を確認していないので、
2023年以前に死亡していてもおかしくない。

プロフェッサーX

3で死んだはずのプロフェッサーX。
何故、過去改変する前から復活しているのか。
調べたけど、正直分からんかった。
3で死んだ後にそっくりさん(双子?)に
意識が移ったとかそんなんらしい。
あまりに、説明が無さすぎる。
原作ネタなんだろうか?

原作

これらの矛盾や死んだり生き返ったりを
繰り返すのは、ある意味原作と同じである。
何故なら、アメコミで日常茶飯事であるからだ。
マンネリ化したら、すぐリセットする。
だから、大体のヒーローは1回ぐらい死んでる。
以前に面白い海外の動画を見つけた。

youtu.be

今回の話に関連するのは冒頭の話である。
ストーリーはこうだ。

バットマンがグリーン・アローの葬式
スピーチをしていると、突然ブチギレて
こう言う。
「また生き返るのに意味ねぇだろこんな式」
「大体、俺含めこの会場にいる奴も
1回どころか何回も死んでるだろ」
死んだことある奴手挙げろ!」
すると、会場のヒーローがみんなが
ノリノリで手を挙げる。
(何故かスーパーマンだけ遠慮がち)
そして最後には、葬式で棺にいるはずの
グリーン・アローがちゃっかり、
生き返っているというオチである。

この様にネタにされるほど、
アメコミの生死はかなり軽いものである。

オススメ作品

シリーズを見るなら、オススメは元凶の、
フューチャー&パスト
アポカリプスも悪くない。
あとローガンはアクションと言うより、
ヒューマンドラマ系。

逆に、SAMURAIダーク・フェニックス
見ないことを勧める
特にダーク・フェニックスは何も見る所がない。
まだ、奇妙な日本描写のある
SAMURAIの方がツッコめるしマシ。

これからのシリーズ展開

現在の世界観が継続するかは不明。
しかし製作していたFOXがディズニーに
買収されたことで、アベンジャーズシリーズへ
本格的な参戦が可能となった。
全てが上手くいけば、
デッドプールスパイダーマン
ヒドラ残党に立ち向かう事が出来たりする。

また、「ニュー・ミュータンツ」という新作が
今年、公開された。
コロナ関係なく延期に延期を重ねて
公開となった、ある意味問題作。
日本での公開時期は不明。
ホラーテイストの作品らしい。
登場人物には、ドラマで見た俳優がいる。

youtu.be

余談

フューチャー&パスト公開時に、
原作のコミックの邦訳版を買ったのだが、
奇妙なセリフがあった。

X-MENが楽しく話しているシーンがあった。
元の英語のセリフは恐らく。
「良いジョークだな!今日は俺のおごりだ!」
みたいな意味のセリフが
「うーん、座布団一枚!
となっていた。

えぇ・・・世界観が・・・
落語ありきじゃないか!
日本人のキャラでもないし!
これならまだ、
「うーん、一本とられた!」
の方がよっぽどマシである。

X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト (MARVEL)

X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト (MARVEL)