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【駄作】スター・ウォーズ シークエル・トリロジーを振り返る <演出編>

シークエル・トリロジー <演出編>

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駄作

先週、スターウォーズ
シークエル・トリロジーへの不満を書いた。
キャラクターへの不満に続き、
今日はストーリーの不満を書こうと思う。
スター・ウォーズEP1〜9の
ネタバレがあるので注意。

不満点

精神世界

ストーリーの時にも言ったが、
精神世界は本当に邪魔な要素だ。
真っ暗な空間で自分や敵などが
語りかけてくるなら分かるが、
どこかが分かる場所に唐突にワープする。
それも、人物が立ちっぱなしとかなら
良いけれど、膝をついたり
セーバーを振り回したりとやたら動く
もう、何が起きてるのか分からない

この一連のシーン、
後から気づいたがスパイダーマンFFHの
ミステリオ戦の演出に似ている。
だけど、ミステリオ戦は
精神攻撃かつ幻影を使っているので、
きちんと理由付けがある。

スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム (字幕版)

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  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: Prime Video
 
集結シーン

EP9の最終決戦時の終盤、
民間の応援が到着しメインテーマが流れる、
月並みではあるが盛り上がるシーンがあった。
...盛り上がった?
同年のエンドゲームに全く同じシーンが
あるけれど、EP9はそこまで
盛り上がるものではなかったと思う。

エンドゲームが盛り上がったのは、
まずリアルタイムであのシーンに
行き着くのに10年かかったからである。
あんなに沢山のヒーローの集結シーンなんて、
もう2度と見られることはないだろう。
一方、スターウォーズは数年程度だし、
そもそも誰もあのシーンを待っていなかった

次に理由付けが弱すぎる
エンドゲームは文字通りヒーローが
前作で消えたからこそ、
復活して集まることに感動できる。
だが、スターウォーズの民間人の設定は
それよりずっと弱い
EP8で「救援が来ない」「戦う勇気がない」
などとは言ったものの、
何故戦う意志がないかの理由がほぼ
説明されていない
ダンケルクの様に民間人のストーリー
あるのなら、思いも理解できるが、
EP8で奴隷の子供がちょっと出ただけ
なので、救援に来たとて反抗する力や
戦う勇気が復活した様に感じられない。

ミステリオ戦に加えて、
アッセンブルシーンまでマーベルと被るとは。
しかも同じ年に。 

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

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ダンケルク(字幕版)

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  • 発売日: 2017/11/10
  • メディア: Prime Video
 
ライトセーバー

スターウォーズアクションの要の一つである、
ライトセーバー戦。
今まで名シーンを生んだライトセーバー戦だが、
これがつまらない
何よりうるさい。今までのバトルなら、
ジェダイだろうがシスだろうが、
冷静に戦っていた。
だがシークエルはどうだ?
やたらワーキャーと声が出ているし、
ブンブン手を振り回すだけで、
全く落ち着きが感じられない
いつも息があがってる様に見える。
フォース使ってる?
振り回しているようにしか見えない。

ロケーション

オリジナルトリロジーでは、
エピソードを象徴する様な特徴的な
ロケーションで話が繰り広げられた。
EP4は砂漠、EP5は雪原、EP6は森林
といった具合だ。
どのロケーションでのストーリーも
今後の展開を左右する大きなイベントが起きた。

だが、シークエルではそんな特別な
ロケーションがない。
ジャクーはタトウィーンと被る
カジノの惑星はストーリー的に蛇足
EP9では、荒ぶる海の側で戦っていたものの、
必要性が感じられない

必要性というのは、ゲームなどで言う
ステージギミックだ。
EP3の最終決戦のムスタファーは、
溶岩破滅というテーマもかかるし、
危機感も強い。
そしてベイダーがマスクを被る原因を作った。
一方でEP9の波はたまに大波が来て、
チョイと避けるだけで何にもない
「こんな嵐の中じゃ船は出せない!」と
言ったものの、あっさり目的地に到着
後続のフィン達も普通に到着
何の意味もない。

音楽

スターウォーズは、言うまでもなく
音楽が有名だ。
全シリーズで共通する音楽だけでなく、
エピソードを代表するテーマもある。
例えば、プリクエル・トリロジーなら

  1. Duel of the Fates
  2. Across the Stars
  3. Battle of the Heroes

以上に挙げた曲は、タイトルは知らずとも
聞けばすぐにどの曲か分かるはずだ。
何故なら、どの曲も印象的なシーンで流れて、
映画を盛り上げてくれたからだ。
だから、すぐにどのシーンで流れた曲かが
すぐに分かる。

一方でシークエルはエピソードを
象徴するような曲がない
7時点では、レイのテーマや
レジスタンスのテーマも良かったけれど、
エピソードを象徴するほどでない。
というか、この2曲以外に特に印象に残る
曲がなかった。
だから、ライトセーバー戦も盛り上がらない。

まとめ

積み重ねが足りず、感動が出来ない作品。
あくまで、金儲けのために作っただけで、
考えが浅く感じられる。
また、スター・ウォーズはシリーズで
楽しめるだけでなく、単体でも楽しめる事が
重要なのに、各エピソードに特徴がない。
音楽も画も印象に残らない。
これでは、スター・ウォーズらしさがない。

地味に驚いたのだがこんなEP9はまだ
レンタルが始まっていない
TSUTAYAでチェックしたら、特別料金とかで
まだ、正式にリリースされていないようだ。
どんだけ自信あるんだコイツは・・・

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (字幕版)

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  • 発売日: 2016/04/27
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ (字幕版)

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シークエル・トリロジー批判

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