【レビュー】マンダロリアン シーズン2

マンダロリアン シーズン2

スター・ウォーズの希望

EP7~9のシークエル・トリロジーで、
スター・ウォーズに絶望した私を、
元気づけてくれたマンダロリアン。
今回はそのシーズン2に関して、
最終話が配信されたので、
早速レビューを行おうと思う。
なお、ネタバレはほぼない。 

レビュー

ファンサービス満載

シーズン2で目立ったのは、
スター・ウォーズファンへのサービスだ。
映画やアニメシリーズの登場人物が
ドラマへ登場したのが特に大きい。
これらの演出はすごく盛り上がるし
ファンにとってはすごく嬉しい。
特にアニメシリーズのキャラが
実写化となると楽しい。

また、それだけでなく
ファースト・オーダーに繋がりそうな
展開もあり、「この要素は何に繋がるのか」
という考察も楽しめる様に作られている。

その為、シーズン1より
過去のスターウォーズ作品を思い出させる
要素がかなり増えたように感じる。
しかし、それは同時にスターウォーズシリーズで
マンダロリアンのみを見ているような人には
ストーリーの邪魔に見えるかもしれない。
(そんな人は少ない?)

雰囲気は継続

雰囲気はシーズン1と同じで、
常にクールでカッコいい。
それだけでなく、スターウォーズでありながら、
他の映画にインスパイアされた様な
シーンもある。
だから、シーズン1でマンダロリアンが
見せた様なカッコよさ以外のカッコよさがある。

また、ルーカスの作った、オリジナルの
スター・ウォーズもたくさんの映画から
インスパイアされたシーンが数多く存在する。
つまり、マンダロリアンにおいても
パクリでなくリスペクトがあるのだ。

ストーリーの不満

ファンサービスやクールなシーンの連続で
盛り上がりをみせているものの、
実際のところストーリーは中途半端だと思う。
ストーリーは展開しているものの、
ほとんどが寄り道である。
または、誰かに助けてもらってる。

例えば、シーズン2では
ある人気キャラクターが登場した。
姿を見せる前に名前が出ただけで
盛り上がるレベルの期待の展開だった。
そして、実際に登場した時も、
もっと盛り上がった。
だけど、この後起きた事が悪かった。
このキャラクターのスピンオフの製作が
決まったのだ。
つまり、この演出は盛り上がる様に見せて、
新作への予告を目的にしている。
つまり、ストーリーを邪魔してでも
宣伝をするだけの演出だったのだ。
一方でこの様な演出は
ファンサービスだから良いのでは？と
考える事もできる。
確かにそうだが、ファンサービスにも
限界はある。
私が見たいのはマンダロリアンであって、
何回も見たスターウォーズではない。
一部のファンが気付けるほどの
小さなファンサービスであっても、
それが積み重なれば、ストーリーに割く時間が
減ってしまうのだ。
残念ながらこのシーズン2では
それが起きてしまっている。
ストーリーが全然進まないのだ。
人気キャラクターの登場で
時間を割くだけでも勿体無いのに、
ファーストオーダーへの布石やらの
匂わせ展開でかなり時間を
使ってしまっている。
特に最終話のラストは最悪。
マンダロリアン本編を置き去りに、
過去キャラに頼りまくった上に、
マーベルより露骨に宣伝メッセージが
出る始末。

シーズン1で既にカッコいい演出や
ファンサービスはある程度見たのだから、
シーズン2以降はもっとストーリーに
拘ってほしかった。

シーズン3からは、ファンサービスはほどほどに
マンダロリアンに集中してストーリーを
練ってもらいたい。

また、マスクを脱ぐシーンは何度も見たくない。
1回脱ぐごとにマンダロリアンの決まりが
安くなる。
シーズン1は、打ち切りの可能性なども
あるから、1回だけ脱ぐのは分かる。
でも、シーズン2で脱ぐ意味はない。
ファイナルシーズンでもないのに。

まとめ

ストーリーに多少の不満はあるものの、
良くも悪くもそれをカバーできる演出が
楽しい作品だった。
ストーリーでマンダロリアンの
オリジナリティが出せれば、もっと
良くなると思う。
シーズン3も絶対に見る。

余談

昨日、18日より公開された
ワンダーウーマン1984。
これにマンダロリアンの主人公を
演じた俳優が登場している。

私はこの俳優をマンダロリアン以前に、
ゲーム・オブ・スローンズで見たり、
キングスマンの2作目で見ていたので
知っていたが、ワンダーウーマンでは
予告を見ても気づかなかった。
何故か？髭が無いのだ！

ワンダーウーマン(字幕版)

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次に見るシリーズ

マンダロリアンが終わった!
次は何をみればいい!?

大丈夫。ディズニーはそう簡単に、
観客を飽きさせることはない。
次に見るドラマシリーズはもう決まっている。
マンダロリアンと同じDisney +で
配信予定の作品だ。
それは、スターウォーズでなくマーベル作品。
次に見るのは、2021年1月15日から配信の
「ワンダヴィジョン」だ。

が、これだけでない。Disney + は
ついに本気を出した。なんと
1月にワンダヴィジョン
3月にファルコン & ウィンターソルジャー
5月にロキ
と2021年の前半だけで
とてつもないスケジュールを立てている。
お陰で当分の間は、Disney + に入っていれば、
退屈しなさそうだ。

これに更にスターウォーズのスピンオフが
加わる可能性もあると考えると、
信じられないラインナップだ。

また、来週の12/25(金)からは、
ピクサーの新作「ソウルフル・ワールド」が
配信される。
コロナの影響で劇場公開を諦めた作品の1つだ。
追加料金がなく、Disney + の会員なら
誰でも見られる。
▼ワンダヴィジョン

▼ファルコン & ウィンター・ソルジャー

▼ロキ

▼ソウルフル・ワールド

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