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【レビュー】ガキの使い ブルーレイ 9巻 / 10巻 / 11巻

ガキの使い ブルーレイ

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名企画の数々

今日は2020年の大晦日だ。
晦日といえば、一部の人にとっては、
ガキの使いスペシャかもしれない。
こんなコロナの時だってやるようだ。

私はガキの使いが好きだけど、最近の
スペシャルはチェックしてない。
今のより昔の企画のほうが好きだからだ。
芸能人の使い方も、もっと荒かったし、
視聴者に媚びてなさそうだった。

そこで今回は、ガキの使いの過去の企画を
収録したブルーレイである。
9,10,11巻をレビューしようと思う。
重ねていうがDVDでなく、ブルーレイだ。

 

9巻

収録内容

収録しているのは主に、
過去放送された、スペシャルでない
人気企画シリーズ
収録されているのは3つ。

  • マネージャー岡本怒る
  • サイレント図書館
  • 松本挑戦シリーズ

である。ディスク1枚でかなり楽しめる。

マネージャー岡本怒る

まず、マネージャー岡本って誰?
ヘイポーでも中村でも大沼でもない、
ガキの関係者だ。
コイツは後の

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吉本の社長だ。

岡本が突然
「俺に〇〇をやらせろ。数字が取れる。
俺を使わないやつは無能」
キレながら始まるシリーズ。
〇〇には、逆バンジーや人間ロケット等の
いわゆる罰ゲーム系の企画が入る。

正直、面白くない
ガキは内輪系のノリが強いが、
特に強い。ヘイポーと異なり、
作ったキャラなのでイマイチ。
パン一で岡本が猫を抱いているという、
かなりシュールな画に見えるが、
コレに問題がある。
まず、おじさんの裸は汚いし、
見てられない。ブリーフもキモい
次に猫が可愛そう
岡本が猫を可愛がっている風のキャラで、
本当はなんとも思っていない。
なので、普通に猫を叩くし、猫は怒ってるし
可愛そう。
たまに、反撃されるがそんな精神状態に
猫をするのが、まず悪い。

これを収録するなら、板尾シリーズが
良かった。

サイレント図書館

今でもたまにやってるシリーズ。
図書館(という設定)でカードを引き、
OUTのカードを引いた者が、
宣言された罰を受けるシンプルな企画。
収録されているのは第4回まで。

今と比べると、図書館設定が守られており、
なるべく声を出さない様になっているのが、
面白い。特に痛い時のリアクションを
抑えようとするのが笑える。
また、一度罰を受けると謎の力で、
連続で罰を受けることが多いのも笑える。

第4回はどういう訳か、ゲストが
アーネスト・ホーストとなっている。
ちゃんと罰も受けるし、執行人にも
ノリノリでやるのでかなり面白い。

松本挑戦シリーズ

個人的に購入の決め手の企画。
ガキの使いの笑いが抑えられている。
シュールなコント風の流れや
理不尽なダウンタウンだけでなく、
ハプニング笑いもあり、すごく面白い。
収録は最近(松本が金髪)作られた1本を除く
7回分。多分ノーカット。豪華。

松本が浜田達にむちゃくちゃされるのも
面白いが、私のお気に入りは楽屋部分
怒った松本が楽屋にこもり、シュールな
ことをしているという、意味不明な部分。

私としては、このシリーズだけで、
価格以上に楽しめると思っている。

10巻

収録内容

山崎がメインの企画が収録。
パッケージにもある通り、基本は
山崎 VS モリマン
それに、特典映像で撮り下ろしの
山崎名作選が付いている

山崎 VS モリマン

ヘタレ山崎がモリマンにボコボコに
されるシリーズ。
正直、あまり好きではない。
ハチミツ対決・あんかけ対決・納豆対決と
食べ物を使った対決が多く、下品。
言い方を変えれば、今はもうできない笑い
言えるかもしれないので、好きな人は
楽しめるのかもしれない。
そもそも、客がいるせいでヤラセっぽいのが
問題である。ハプニング笑いで笑いたいのに
明らかに自分から山崎が負ける姿は面白くない
私はプロレスは好きだが、この様な企画は
プロレスであってはならないと思う。

そんな中でも、私が好きなのは
時折出てくる松本の一言
心のこもっていない
種馬マン、またキレイなったな〜」や
負けた山崎に対する、
世界一汚い靴下を履いている」といった
一言だ。
その中でもママチャリ対決でグズる山崎を
待つモリ夫への
不動産屋でええ物件見つけて止まってる
はお気に入り。

VSモリマン全記録と言うが、嘘である
初期3回のケツ取り合いと、スタジオ収録の
モリマン対決は収録されていない。

モリマンと言うが、戦うのは
ホルスタイン・モリ夫である。
相方の種馬マンと合わせてモリマンである。

山崎名作選

個人的にはこっちがメイン。
内容は、「さようなら山崎邦正」の
名シーンランキングと同じ。
従って、TOP5のうち1つはいつもの
「結婚披露宴」。
しかし残り4つが面白いし、収録部分も
名シーンだけでなく、全部なので楽しい。
披露宴でなく、「山の石松100人斬り」が
良かった。リリース時の問題かもしれんが。

1つは、笑いの神がおりない
山崎が「笑いの神に見放されている」と
言いだし、それを検証する企画。
山崎が何分の1かで罰になるゲームを
ことごとく外していく。(=罰を受けない)
笑いの神が降りないはずが、逆に
降りまくっている企画。

次は、深夜のピアノリサイタル
「松本廃旅館」「怖がってはいけない」と
同じ系統の企画。
違うのは舞台が廃校で、山崎に目的が
与えられていること。
とは言え、「松本廃旅館」が好きなので
同じ様に楽しめた。

そして、山崎ドッキリ。
生放送でナニを露出してクビになるドッキリ
山崎はほとんど悪くないの上に、
スタッフがダウンタウン擁護に回る理不尽さ。
企画を見ている時、メンバーも言っているが、
面白いと言うより可哀想
山崎ドッキリには、トイレで外国人に掘られる
という過激なものもあるが、未収録。

最後は山崎VSジミー大西
モリマンでなく、ジミー大西
犬猿の仲という設定の2人が様々な対決を
行うシリーズ。
モリマンと違い、「どっちがすごいか」という
適当な指標であるので、対決という名の
根性比べ
ジミーが水中縄抜けをするなら、山崎は
更に寝袋に入ってやるというバカな企画。
(この際、山崎は特殊な訓練をしているという
大嘘テロップが出現)
中でも、商店街対決は最高。
ダウンタウンがそれぞれ
「ウチの〇〇はXXできんねん」と
サポートする側に無茶振りかます
焼肉のタレ飲みから文音
生魚かぶりつきと現在では見られない
無茶がたくさん見られる。
頭が良くないジミーだが、英文音読時に
三人称単数現在がむちゃくちゃやんけ!」と
山崎に言い放つシーンが面白すぎる。
三単現が音読にはあまり関係ないというのも
面白い。
He likes moviesのlikeのsのこと。
気をつけるのは読む時でなく書く時。

11巻

収録内容

ダウンタウン2人のフリートーク傑作選
オープニング企画の後にたまにやってる
2人がハガキの無理難題以外にも、
様々なトピックでトークを行う。
収録されている期間はフリートーク
行っていた時期全部からと思われる。
正確には着ぐるみトークとかをやる前

トーク

ガキの使いの初期から収録しているが、
どの時代も満遍なく面白い
特に2人が文句を言うさまはすごく面白い。
ガキをグリーンに乗せるな
年寄りとアホは運転するな
頭の良くない家電
などの今ではスポンサー的にも世間的にも
話さないトピックではないだろうか。

このトークで共通して面白いのは、
身近な物事からの引用であると思う。
いくら、ハガキトークで無茶苦茶な世界観でも
唐突に関西弁で笑いを取ったりするし、
あるあるだったり、2人の子供時代からの
引用だったりする。(ex:裏が緑のコタツ)
なので、わかりやすい笑いになるので、
置いてけぼりにならずに笑える。

どこまでが打ち合わせなしのトークかは
不明だが、即興で漫才っぽくなるのは
本当にスゴイ。
最近のM1で「あれは漫才か?」という
論争があった。
私としては、しゃべりが出来るんなら
なんでも良いんじゃないと思う。
でも、動きや騒ぐだけのネタで、
言葉で笑わせるという発想はできるのかな?
えずきを
「ホンマに嫌になって帰る時のウルトラマン
なんか言えるようになるんだろうか。

まとめ

笑ってはいけないばかりが、
ガキの使いではない。
これらのような、他にない笑い
見られるのがこの番組だ。
BDなら、YouTubeのように削除はないし、
なにより合法だ。
スペシャルでない通常回にもっと
注目してほしい。