風刺ネタを楽しもう
風刺ネタ
大人向け作品
今週のお題「大人になったなと感じるとき」
特に書くことが思いつかないので
今週のお題とやらを活用してみる。
↑投稿してからお題が変わってることに気づく
大人向け作品と呼ばれる作品群がある。
大人向けと言うのは、実はエログロが
全てではない。
時に、大人向け作品には風刺という
演出が含まれることがあるのだ。
日本であまり見られない笑いがある。
それが、風刺ネタだ。
風刺ネタというのは、理解が難しい。
何故なら、常に元ネタがあるからだ。
つまり、世間を知らないと分からない笑いだ。
そして、風刺ネタというのはジョークや演出で
あると理解できる力が必要なのだ。
理解できる力がなければ、誤った考えを
持つかもしれないのだ。
そんな風刺ネタに気付き理解できれば、
より作品を楽しめるようになるだろう。
今回は風刺ネタを含む作品を紹介したい。
アニメ
ザ・シンプソンズ
(元)FOXの長寿アニメ番組。
アメリカに住むシンプソン一家の
1話完結型ドタバタコメディ。
過激さは比較的低い部類で見やすい。
一見すると、誰でも笑えるコメディに見える。
でも、よく見ると発言や登場キャラクターに
風刺が見られる。
例えば、
「昔は、大統領は不倫しないと思ってた」
発言のみならず、クリントンまで登場してくる。
それ以外にも、FOXが共和党寄りというのも、
多少の影響を及ぼしている。
冒頭にある通り元FOXの作品のため、
FOXがディズニーに買収された影響で、
Disney + で見ることが出来る。
サウスパーク
シンプソンズと同じく1話完結型の
アメリカのコメディ作品。
ただし、こちらはかなり過激。
絵こそ、かなり緩いが内容は最悪レベル。
絵が可愛らしいのでエログロの質は
低いが、ストーリーや演出が超過激。
扱うテーマも幅広く、最近ではコロナと
BLMまでエピソードに盛り込んだ。
少し前には、中国の強制収容所をネタにし、
中国で禁止コンテンツに指定された。
ある新興宗教をネタにした所、
信者のハリウッドセレブから批判も・・・
過激なことに間違いはないが、
風刺ネタでどう笑いを取るかがよく分かる。
ギャンギャン怒鳴るだけで笑いが取れると
思っているコメディアンとは大違いである。
きちんと考えられた笑いである。
全シーズンでないものの、Netflixで見られる。
ドラマ
The Boys
AmazonPrimeで配信中の、
シリアスなアメコミヒーロードラマ。
だが、通常のアメコミヒーローと異なる。
ヒーローとされている人物が実は強欲だし、
大きな権力も振りかざし、好き放題する。
裏の顔は最低最悪の存在なのだ。
この時点で分かる通り、ヒーローは
(清廉潔白なはずの)政治家を風刺した
存在として描かれている。
それ以外にも、人種差別ネタもあるし、
企業のプロモーションを皮肉ったネタも。
また、ヒーロー自体も既存の
アメコミヒーローのパロディとしても
描かれているので、アメコミファンには楽しい。
風刺ネタだけでなく、単純にストーリー
やアクションなどの演出も面白い。
グロは強いが、エロはほぼない。
AmazonPrimeでシーズン2まで配信中。
ブラック・ミラー
Netflixで配信中の作品。
実はまだ見始めたところなので、
話せることは少ない。
1話完結型のSFドラマ作品。
風刺ネタ自体がメインテーマである。
その扱うテーマはテクノロジー。
近未来のテクノロジーが含まれながらも、
どこか現代に共通する物が感じられる。
テクノロジーのみならず、人々の心理的な
面も風刺として描かれているので、
フィクションながらもリアリティがあり、
恐怖することがある。
ただし、シーズン1の第1話の敷居が少し高い。
人によってはかなり気持ち悪くなる。
まとめ
「大人になる」と言えるかは分からないが、
映画やドラマを楽しむのなら、
風刺ネタを見つけることが出来れば更に
面白くなる。
そもそも風刺ネタが分からずとも、
自分から調べれば、勉強にもなり、
一石二鳥である。
エログロだからといって、常に低俗な
作品とは限らない。