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【レビュー】グッド・ボーイズ

グッド・ボーイズ

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問題作に定評のあるスタッフ

料理される食べ物を描いたR指定アニメ、
ソーセージ・パーティー
北朝鮮の将軍の暗殺を描き、
ソニーのハッキングまで招いた
日本発禁のThe Interview
そして、ヒーローが悪という設定のドラマ、
The Boys。これらの作品にはどれも
同じスタッフが(全員ではないが)関わっている。

そんなスタッフ達の新作、グッド・ボーイズを
今回はレビューしたいと思う。
ネタバレはなし

予告編


『グッド・ボーイズ』2020年12月2日(水) Blu-ray&DVD&デジタルリリース!

レビュー

下ネタ満載

この映画はR指定のコメディ映画である。
そして、ジョークの殆どが下ネタ
構成される。
そんな下品な映画にも関わらず、
主人公は3人の小学生だ。
この映画における笑いは、
子供視点の下ネタだ。
知識が不足した上での彼らの、
下品なアイテムの数々に対する反応が
最高に面白い。

この辺りは、サウスパークにも
子供視点の下ネタがベースの
似たようなエピソードがあるので、
その様なジョークが楽しめれば、
絶対に面白い筈だ。

また、下品なR指定コメディとして
テッドがあるが、アレより見やすい。
映画ネタなどの知識を必要とする
ネタがないので、???とならずに
見られる。

演出

ストーリーは全体的に地味に見える。
しかし、これらの退屈そうな部分を
きちんと笑いで補っている。
それは無駄にドラマティックにすることだ。
ビールを何口飲んだかという
しょうもない会話も、大人っぽいセリフで
繰り広げられる。
道路を横断することさえ、
かなり大きな壁として描かれる。

これらの「小さい事を大きな事の様に描く
という演出は、ある意味トイストーリーに
近い気がする。
特に道路の横断なんかは2に
似ているのではないだろうか。

成長

ここまで言うと、バカっぽい映画だ。
確かに無茶苦茶するけれども、
ラストはちゃんとしている
ITやストレンジャー・シングスの様に、
自分の道を進むという真面目な映画に
なっている。
加えて、ラストまでの無茶苦茶を
背伸びした自分」の様に見せる事で、
エンディングの「自分らしさ」と
関連づけられている。

更に、EDは採用されなかったバージョン
見ると、より考えられている事が分かる。
バタフライ・エフェクトの別EDを見た時と
同じ気持ちになる。
(女を追いかける・挨拶するパターンがある)

これらの別EDはTSUTAYAで借りたBDで
見られたので、わざわざ買わなくても
見られるはず。

スコア

4.0 (5.0点満点)

まとめ

馬鹿をやってる様で、真面目に作られている
下ネタが苦手ならオススメしないが、
そうでなければ面白い。
最初に挙げた3作が気に入っていれば、
確実に楽しめる映画。
いくら過激だろうと、筋が通っていれば
良い作品になり得るのだ。 

グッド・ボーイズ (字幕版)

グッド・ボーイズ (字幕版)

  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Prime Video
 
ソーセージ・パーティー (字幕版)

ソーセージ・パーティー (字幕版)

  • 発売日: 2017/02/08
  • メディア: Prime Video