例のセキュリティ問題をPPAPと名付けた代償

PPAP

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言葉

PPAPという略語がある。
人によってはこれを古い言葉と
認識しているかもしれない。
しかし、ここ最近になってこの言葉を
聞く機会が増えた気がする。
しかし今回はエンタメの時に聞く言葉でなく、
ビジネスの時に聞くようになった。

今回はこのPPAPという言葉に対して
思ってしまった事を書こうと思う。
なお、この記事は本気にする様な
真面目な話ではない。

PPAP

セキュリティ

このPPAPという言葉は、ビジネスにおける
セキュリティ上のある問題を示す言葉として、
ここ最近、聞く機会が増えてきた。

意味

ビジネス相手にファイルを添付してメールを
送る際に行うセキュリティ対策がある。
それは以下の手順である。

添付するファイルにパスワードを付ける。
メールにパスワード付きファイルを
添付する。
2のメールに「後でパスワード送ります」
と書いて送信する。
1で作成したファイルのパスワードを書いた
メールを送信する。

という対策である。
こうすれば、仮にファイルが他者に見られても、
パスワードが分からなければ大丈夫!という話。

しかし、これはどうやら無意味な対策らしい。
言われてみれば、1通目を盗めるのなら2通目も
盗めるはずに違いない。
だが、この行為は日本中で行われており問題と
なっているという流れだ。

そしてこの言葉を意味するのがPPAPである。
このPPAPという言葉は、
Password付きzipファイルを送ります
Passwordを送ります
Aん号化（暗号化）
Protocol（プロトコル）
という文字郡(?)の略称である。

由来

もちろん由来はピコ太郎の、
ペンパイナッポーアッポーペン

PIKOTARO - PPAP (Pen Pineapple Apple Pen) (Long Version) [Official Video]

これはWikipediaによると、どっかの偉い人が
ITっぽい言葉という事で採用したらしい。
しかし、理由は恐らくそれだけではないだろう。
この対策をバカにしているという皮肉も
込めているに違いない。

ジョーク

ここまで、PPAPを真面目に話してきた。
PPAPという言葉で分かったことがある。
つまりそれは、「いずれにしろジョーク」
ということである。
つまり、私はクソ真面目にジョークの
解説をしてきたのである。

解説

ジョークの解説ってどうだろう?
かなり恥ずかしくないか?
しょうもないダジャレを言って
もし、相手が気づかなくて解説を求めたら?
それは、かなり辛いことである。
この記事は文字だから出来るけれど、
会話ならかなりサムい展開となる。
(ステイホームバンザイ)

そして何より、この言葉が流行語であることが
サムさを際立たせている。
真面目な場で言うたびに
バカバカしくつまらない場になるのが苦痛だ。
▼これぐらいサムイ

映画『レゴ®ムービー』本予告【HD】　2014年3月21日（金・祝）公開

更に言うと、
「『ITっぽい』という理由で名付けた。」
という理由自体も、全然おもしろくない。
真面目な場で大喜利をやるというのが
アホらしい。
ITっぽい言葉を選んだせいで、
「真面目な場でエンタメ言葉を言うと
起きるギャップ笑い」も
起きないチョイスの悪さ。
そもそも、大喜利は瞬時に考えることも
醍醐味の一つなのに、時間を掛けて
考えた答えにも不満がある。

「笑いごとじゃない」じゃない
▼そもそも面白くないんだ
toyokeizai.net

チューバッカ弁論

チューバッカ弁論という言葉がある。
これはサウスパークで作られた言葉だ。

簡単に解説すると、OJシンプソンの裁判で
OJの弁護士が行った弁論を皮肉ったものだ。
この弁論のパロディをサウスパーク内で
チューバッカを用いてジョークにしたものが
チューバッカ弁論である。

チューバッカ弁論もある程度認知され、
真面目な場で使われることもあるという。
そして、これも言葉だけで言えば、
エンタメ要素が含まれている言葉で同じに
見えるかもしれない。

だが、違うことがある。
チューバッカは「流行語」でないことだ。
まず、元々スター・ウォーズ自体が
流行物でない。
世代を超えて愛される映画シリーズだ。
従って、チューバッカも流行語ではない。
つまり、過去現在未来において、
いつ使っても古い言葉とはならないはずだ。

ja.wikipedia.org