What Hawk Think...

主に映画に関して書きます。Filmarks(TheHawk0356)

辛口レビューについて

辛口レビュー

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とあるレビュー

先日ネットを見ていると、
あるレビューを見つけた。
動画だったか文字だったか、
ゲームだか映画だかは覚えていない。
覚えてるのはそのレビューのタイトルに
辛口レビュー」とあったことだ。

レビューというのは数多あるが、
今回はこの辛口レビューについて、
思うことを書こうと思う。

辛口

辛口レビューとはつまり、
あまり褒めてくれない厳しい〜
レビューの事である。
悪く言えば、叩くレビューだ。

叩こうが叩かまいが、そう感じたのなら、
そう言えばいい。
言葉と理由さえ、ちゃんとしてれば
れっきとしたレビューである。

私が辛口レビューについて気になったのは、
内容ではない

自称

辛口レビューと検索をすると、ヒットする。
そしてそれらをチェックすると気づくのが、
辛口レビューという名で記事を上げた人
イコール
辛口レビューを行っている人である。

つまり、辛口レビューを自称しているのだ。
お笑い芸人で言えば、自分でライブの名に
「爆笑」とつけているの近い。

評価

評価というのは自分で下すことも
できるが、大半は他人だ。
他人から
「あの芸人は面白い」
「あのレビュアーは辛口だ」
と言われて、生まれるのが評価だ。

しかし、これでは自分で「辛口」と
言ってしまっている。
これは評価ではない、自称だ。
(仮に、TOEICやら野菜ソムリエみたいに
何かしらの認定証があれば別だが。)
従って、自称辛口はあまり役に立たない。
加えて、「叩けばアクセスが稼げる」と
思っている輩もいるかもしれない。

そのレビュアーのキャラとして見て
実際のレビューとは離れて楽しむ
一つのエンタメと言うべきだろう。
例:Angry Video Game Nerd

www.nicovideo.jp

甘口レビュー

と、ここで思ったことがある。
「辛口があれば、何故甘口がない?
つまり、甘口レビューである。

辛口は人を傷つけるかもしれないが、
甘口ならそんな悲しいことは起きないのでは?
そこで甘口レビューを考えてみた。

トランスフォーマー

爆発!エロい女!CG!
この映画は最高の娯楽だ。
ストーリーなんて難しいものはない
ただテレビの前に座って、
頭を空っぽにして見れば良いのだ!

しかも最初から最後までずっと
アクションだ!
作品によっては3時間近い時もある!
鼓膜が爆発音で破壊されそうな程の
のアクションだ。
まるで、ドカ盛りの丼のようだ!

更に、ロボットでなく人間のシーンも!
難しく悩む人物もいない!熱い軍人に
面白キャラとエンタメ盛りだくさんだ!
更にジョークには下ネタまでも!

この映画は疲れた時に見れば、
元気になれる映画だ!
もっともっとシリーズを作って欲しい!!!

真意

と、こんなものだろう。
褒めちぎっている
誰も傷つけていないし、実際に
映画を楽しんだことが分かる。

が、これには真意がある。
それは、レビュアーの大半が皮肉で
構成されていることだ。

本当のレビュー

実際のトランスフォーマーへの私の評価は
こうだ。

爆発!エロい女!CG!
マイケル・ベイの十八番だ。
ストーリーなんて難しいものはない
というか、ストーリーなんてない
中身が空っぽの映画だ。

しかも最初から最後までずっと
アクションだ・・・
作品によっては3時間近い時も・・・
鼓膜が爆発音で破壊されそうな程の
のアクションだ。
まるで、汚いドカ盛りの丼だ。

そのくせ、無駄な人間のシーンがある。
全員、ステレオタイプばっかだし、
ずっと叫んでるしうるさい
そもそも役に立ってないし邪魔
見たいのはトランスフォーマーだ。
しかも口を開けば、下ネタを言う始末だ。

この映画は疲れる。休む暇を与えてくれない。
ずっと爆発・爆音だ。疲れた時に見れば、
更に疲れるだろう。
もうシリーズは作らなくていい

とこんな感じだ。

楽しみ方

つまり、甘口レビューの楽しみ方は
私はこう考える。
皮肉を楽しむことである。
これは読み手にも書き手にも言える。

更に、双方に高い技術も必要だ。
たまに本当に褒めてしまえば、
どれが皮肉でどれが本当に褒めているかの、
一種の読み合いで遊ぶこともできる。

従って、甘口レビューの方が
辛口レビューより楽しめると私は思う。

まとめ

自称辛口レビューはカッコよくないし、
面白くない。もしかすると、役にも立たないかも。
それならむしろ、甘口で企画を練ったほうが
斬新な企画になるかもしれない。
ちょっと捻くれているぐらいが一番面白い。