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【レビュー】ブラック・ウィドウ

ブラック・ウィドウ

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久々のマーベル映画

コロナで約2年も待たされつこととなった、
スパイダーマンFFH以来のマーベル映画。
マーベル欲はドラマで食いつないでいたが、
やはり映画が見たい。
Disney +で3000円払えば見られるらしいが、
やはり映画は映画館に限る。
ゴジラvsコングに続き、IMAXは諦めたが
映画館で見てきた。

ということで今回は、マーベルの新作
ブラック・ウィドウをレビュー
ネタバレはなし

レビュー

テーマ

大きなテーマは「家族」だろう。
トレーラーでも言ったようにナターシャの
「孤独」に対する重要なテーマである。

家族がテーマとなると、マーベル内では
ガーディアンズ〜が近いかもしれない。
だが同じ家族と言っても、少し異なる
ガーディアンズ(やワイスピ)の家族は
「仲間でなく家族だ」といったような、
苦楽を共にしたグループを指す。
一方で今作はそれだけではなく、
「共に育った・育ててもらった」という、
意味の家族でもある。
(ガーディアンズで言うなら、
スター・ロードとヨンドゥの関係性に近い)
この意味での「家族」に対するナターシャの
過去から孤独がより際立ち、暗さ
演出させている。
そのことから一層、アベンジャーズ
加わって彼女に変化が起きたことを
知ることが出来るようになっている。

アクション

ブラック・ウィドウは今まで見たとおり、
スーパー能力は持っていない
飛ばなければ、ビームも出ないし、
光ったりもしない。
このことから、鑑賞前はアクションに期待が
あまり持てない印象だった。

しかし、実際は異なっていた。
スーパー能力がなくても、アクションは
出来るし、カッコよくなれるのである。
アクションは、007や
ミッション・インポッシブルの様な
スパイ・アクション映画に近いと言える。
カーチェイスに銃撃戦、大胆な作戦と
言うような具合だ。

更に007やMIと異なり、オーバーテクノロジー
バカバカしくならずに見られる
これは既にMCU内で大量の
オーバーテクノロジーを見てきたお陰で、
MCUならそんな技術あってもおかしくない」
と思うことが出来るからである。
だから、無茶苦茶に見えるアクションも
受け入れられることができて、
楽しく見られるのだ。

つまりアクションは十分豊富であるし、
他のMCU作品と比べても劣っていない。

女性の活躍

今作で活躍するのはナターシャだけではない。
主要な女性キャラは全員、大活躍する
言っていいだろう。
だが、逆にこうも言えることとなってしまった。
男性キャラはあまり活躍しない、と。
男性キャラは足手まといになる訳ではないが、
活躍は少ない。
アクションよりジョークを言ってる時のほうが
多い気がしなくもない。

キャラクター

男性キャラの活躍が少ないことは残念だが、
悪いことばかりではない。
それは、キャラクター性が良かった点だ。
男性だけではない、女性キャラも素晴らしい。
新登場ながら、きちんと足跡を残していて、
「また登場してほしい」と思える
キャラクターばかりである。

その中でもフローレンス・ピューは、
スカーレット・ヨハンソンに引けを取らず、
目立っている。
マーベル映画→ドラマ映画のように
売れるのでなく、
ドラマ映画→マーベル映画と、
実力で売れているのも嬉しいところである。
(ex:ミッドサマー・ファイティンファミリー)

スコア

3.8(5.0点満点)

まとめ

スーパーパワーがなくとも
素晴らしいアクションでハラハラしながら
見られる。
ヒーロー映画はスーパーパワーだけでなく、
キャラクター性がどれだけ重要か
よく分かる作品である。

誰もが楽しく見られる作品で
コロナからの映画の復活
期待が持てるようになる。

伏線

今作では伏線らしきシーンがあった。
しかしその中に、既に回収が進行している
伏線があるのだ。
貼られた時点で回収されている伏線というのも
おかしな話だが、コレはコロナが関係している。

コロナが存在しなければ、本来は
ブラック・ウィドウ→ドラマシリーズの順で
公開されるはずであったが、
コロナで順番が逆転してしまった。
このことから伏線回収を先に行うという
形ができあがってしまった。

この記事ではそんな伏線を2つ紹介しよう。
しかも、どちらの伏線もドラマシリーズの
ファルコン & ウィンター・ソルジャー」で
語られている内容と関係している。

VS キャプテン・アメリカ

あるキャラクターが
「過去にキャップと戦った」と話すものの、
聞いていた奴らに
その時代にキャップはいない」と
嘘つき呼ばわりされてしまうシーンがある。
一見このシーンは何でもないシーンに見える。
というのも、キャップと戦ったと話したキャラは
真面目なキャラでないし、頭もおかしく
見えるからである。
現実で言う「藤浪はワシが育てた」と
話す酔ったオヤジレベル
聞こえてしまったのである。

しかし、F & WSである人物の口から
嘘をついていない可能性が語られている
シーンが存在しているのだ。

ポスト・クレジットの人物

ポストクレジットで少しだけ登場する人物。
初めて見るキャラに見えるがそうではない。
実はこのキャラもF & WSに
既に登場済み
なのだ。
つまり、コロナが原因で初登場のタイミングが
変わってしまったのである。

 

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