好きな映画は？への模範解答を考察

好きな映画は ?

質問

「好きな映画は？」は
シンプルな質問だ。
この質問に対する答えはない。
自分の思った事を言えば良いだけだ。
しかし、この解答次第では映画好き度が
分かるため、一部の人間にとっては
慎重に答えなければいけない質問でもある。
そこで、今回は複数の観点から
「好きな映画は？」対する模範解答を
考察したいと思う。

大切な5つの要素

知名度

映画好きをアピールする為に大事なポイント。

どれだけ、スターウォーズやアベンジャーズが
好きだろうと、誰もが知ってる映画を答えては、
映画好き=映画をたくさん見るというのが
伝わらない。
ここでどれだけ相手の知らない映画を
言えるかで、特に相手が同じ映画好きの
場合はマウントを奪えるかが
かかってくることも。

説明

その映画を知らない人に説明できるか、
という話。

仮に「インターステラー」と答えた場合、
良さを簡単に説明出来るか？
しかもネタバレは一切なしで。というポイント。
どれだけ自分が好きだろうが、良さを
説明出来なければ、好きが伝わらない。
自分の思いを伝えられないのはかなり悔しい。
相手が見たい！と思えるプレゼンが
自分に出来れば、後に感想を言い合ったり
出来るようになり、映画仲間を
増やせるかもしれない。

答える相手

答えた相手にその映画を見てほしい場合に、
安心して勧められるかという話。

例えば、キックアスやデッドプール、
タランティーノ作品の様なグロかったり
下品な描写のある映画を相手に
見せられるかという点で注意する必要がある。
相手によって答えを変えるのは可能だが、
シチュエーションごとに変化させるのは
面倒だし、1作品に決めていた方が
よっぽど楽である。

オリジナリティ

自分らしさを最大限に出すこと。

クリストファー・ノーランの映画は
確かに出来が良いが、「ダークナイト」の様に
他の人と答えが被る可能性が出てきてしまう。
他の人と同じ答えをすると、
「適当に答えてる」奴に見えてくるし、
映画の趣味(傾向)なども伝わらない。
従って、好きな映画ランキングや
興収ランキングで出がちな映画は
この点でも避けなければならない。

例えば、ダークナイトでなく
89年のバットマンと答えれば、
ノーラン好きでなく
バットマンが好きと伝わるし、
古い映画でも気にせずに見る人物だ
というのが伝わると思う。

自分が好きか

シンプルだが、1番大事な事。

映画好きが言いそうな映画を言ってしまう事を
避けろという話。

映画好きがやたらと「ショーシャンク」
と言うもんだから、
自分は大して何も感じなかったのに、
映画好きっぽく振る舞おうと
答えるようなイメージ。
好きでもない映画を答えると、
相手の質問に答えられないし、そもそも
自分という存在も無くなっていて最悪。
変にイキって思い入れのない映画を
答えるぐらいなら、
ハッキリと「ワイルド・スピード」と
答えた方がずっといい。

回答

まとめると

1. 知名度が低い
2. 説明が簡単に出来る
3. 相手に勧められる
4. 自分の趣味が伝わる
5. 本当に好きな映画

 以上の5つを満たす映画を
答えなければならない。
その上で私が導き出した映画は

レゴムービー

それでは、5つの観点からこの映画を
分析してみる。

回答の分析

知名度

日本では公開がアナ雪と被ってしまい、
海外と異なり多くの人に知られることが
無かった。

説明

映画そのものを知らなくても、
レゴを知らない人はそういないだろう。
また、バットマンやスーパーマンといった
有名なキャラクターも登場し、親しみを
持つことが出来る。
加えて、トイストーリーという名作のおかげで、
オモチャが主役の映画は理解を得られやすい。

相手

映画好き向けのジョークから
万人向けのジョークまであり、大人でも笑える。
何より、レゴというオモチャがテーマの
映画だけあって、子供が見られる内容なので、
誰が見ても害はない。
(首が吹っ飛ぶシーンすらあるのに!)

趣味

アニメが好き、というより
「アニメも見るほど映画が好き」と伝わるのを期待。
また、相手が見ていれば
「映画好き向けのネタ」の多さから、
映画をただ見るのでなく、細かく見て
キチンと色々な映画を覚えているということも、
伝わるだろう。

自分が好きか

Yesとしか言いようがない。
カラフルな色合い・スマートな発想に
細かいネタ、ジョークもストーリーも
完璧である。
何よりこの映画の「親近感を持たせる新しさ」
という点が素晴らしい。
ありそうで無かった、レゴの映画。
クリエイターの発想力は強くリスペクト出来る。

以上の理由より、私は「レゴムービー」が
好きな映画への解として、適していると考える。

LEGO(R) ムービー(字幕版)

注意

とは言ったものの、誰しもがこの答えをしては、
知名度が高くなるし、そ自分が好きな映画でないのに
答えては、ダメな答えになってしまう。
つまり、結局は個人の考えによるものだが、
これらの観点が何かの参考になればと思う。
(読んでいる人がいれば)是非、私の紹介した
観点に沿った「好きな映画」を
コメントに書いて欲しい。