What Hawk Think...

主に映画に関して書きます。Filmarks(TheHawk0356)

IMAX体験記

IMAX体験

初体験

このブログの最初の記事は
IMAXに関するものだった。

what-h4wk-think.hatenablog.com


記事を書いた時はまだIMAX未体験だったが、
その後ついにIMAXを見たので、その感想を
書こうと思う。

エキスポシティ

某日、私は友人とエキスポシティに行った。
IMAXは他のシアターにもあるが、
エキスポシティのIMAX日本最大
スクリーンだからである。

IMAXとは関係ないが、エキスポシティでは
残念な事があった。
激混みだったのである。
こんな状況なんだから、空いてるだろうと
思っていたのは大きな間違いだった。
自粛もなにもないのだ。
大阪府民でない私は思った。
「何が、『大阪の人は自粛できる。
我慢できる』だ。
全然出来てないじゃないか」
と。
とは言え、自分もその人混みに入った事は
確かだ。
なので、文句を言われないように
鑑賞から2週間以上、間を開けた上で
日を明かさずに書いている。

IMAXに話を戻す。
見たのは、記事でも紹介した
ダークナイト」だ。
ダークナイトは劇場で見た事が無かったので、
非常に喜ばしい事であった。
コロナで映画が延期されたからこそ
起きた事態であり、まさに
不幸中の幸いというわけだ。
スクリーンに入ると、まず最初に思う事は
大半の人と同じである。

デカい

いつも見る映画館の3倍ぐらい大きい
体感的に感じる。
ただ、大きすぎるとも言える。
これは座席の位置に問題があるのだ。

高さは問題ないのだが、
座席からスクリーンまでの位置が
十分ではないのだ。
私は後ろから2列目中央に座っていたが、
その位置でもまだ不十分に感じた。
壁一面に広がるスクリーン全体をひと目で
見られないのだ。
IMAXで撮影されたシーンは上下の黒帯もなく
映像が表示されるのだが、座席が近い為に
見辛い。
実際は視界には入っているのだが、
意識的に目を向けないと脳が認識しない様な
位置に映像があるのだ。

映画の下15%部分が重要になる事は無いが、
もう少し広ければ、大きなスクリーンを
より体験出来たと思う。

大きさに多少の問題はあったものの、
スクリーンが大きい事は悪いことではないし、
IMAXの価値を感じさせてくれた。
その価値で最も大きいのが没入感である。

この没入感は、スクリーンが大きいという
理由だけで得られたわけではない。
もう1つ、大切な要素がIMAXでは
存分に楽しめるのだ。

それは音響だ。

IMAXの音響は素晴らしい。
ダークナイトは一度見た映画であったものの、
まるで別の映画かのように印象が変わる。
銃声・エンジン音・音楽が
より壮大でリアルなものになるのだ。
これらの音は、耳で感じ取るだけではない。
なんと、物理的に感じられるのだ。

私が見たのはIMAXであって、4Dではない
従って、シートが前後左右に揺れたり
上下に跳ねたりするわけでは無い。
しかし、IMAXではスクリーン全体が
揺れるほどの音響効果をもっており、
体に振動を感じられるのである。
この効果により、ただ大きいだけの音でなく、
正に自分がその場にいるかのような
感覚になるのだ。

中盤のバットマンが高層ビルから
脱出するシーンは、
本当に自分の近くを飛行機が飛んでいるかと
錯覚するほどの迫力だ。
また、ラストのバットマンvsジョーカーの戦いも
迫力が違う。
ジョーカーは特殊能力を持たないヴィラン
戦闘そのものに大きなアクションはなく、
地味になりがちだ。
しかし、IMAXでは音楽とスクリーンの力で
迫力が増し、
ジョーカーの怖さを味わう事が出来る
素晴らしいシーンとなっている。

一緒に行った音楽好きな友人は音響を
「コロナで飢えているのか、
ライブ会場で感じるゾワゾワ感
感じた。」
と話していた

また見たいIMAX

IMAXは本当に素晴らしい映画体験だった。
元の映画が良かったというのもあるが、
文字通り「映画を感じながら見られる」という
圧倒的な没入感を得られた。

IMAXが未体験なら、この状況が収まり次第
見に行ってもらいたい。
IMAXの価値は追加料金を超えている。

ただし、
IMAXで撮影された映画を見ないと損だ。
例えば、インセプションの再上映だ。
あの映画はIMAXで撮影されていないので、
スクリーンいっぱいに映像が広がる事はない
それでは、大きなスクリーンの意味がない。
IMAXはとりあえず見ろと言うわけではなく、
IMAXで撮影された映画を見るべきなのである。

IMAXで価値がありそうな公開予定の映画は
とりあえず4つだ。

オマケ

エキスポシティにはIMAXフィルムが
展示されていた。
サインはクリストファー・ノーラン

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