IMAXは何が優れているか?
IMAX
IMAXの違い?
自分はダークナイトを好きな映画を
挙げる癖に、劇場では見たことがない事を
少し恥じていた。
そんな人間の為か、IMAXにてダークナイトが
再上映されることとなった。
映画『ダークナイト』特別予告 2020年7月10日（金）IMAX® /4Dにて緊急公開
「再上映でしかもIMAXとなれば、
これは見る他ない!」と思った時、ある疑問が
同時に浮かんだ。IMAXとは何か？である。
よく知らないものに金を出すほど、
浅はかな事はしたくないのでIMAXについて
調べてみた。
初めての映画の記事はこの調べた内容を
書こうと思う。
ただし、2時間ほど調べた浅い知識なので、
間違いはあると思うので、
ニュアンスが伝わる程度で考えてもらいたい。
撮影方式
デジタルとフィルム
そもそも映画の撮影方式には
「デジタル式」と「フィルム式」がある。
近年は主に「デジタル式」での撮影が
主となっている。
というのも、「フィルム式」は
コストがかかるからである。
まず、フィルムを買わなければならないし、
各劇場に回すのにフィルムをフィルムにコピー
するという作業が発生するし、
フィルムを上映する為の上映技師が
必要となるし、編集も手間がかかるので、
「デジタル式」に比べて要求される事が多い。
高い画素数
---科学(化学)知識がないので、
以下のメディアへの記録に関しては
自分の中で変換した内容なので
間違いや勘違いの可能性があります---
しかし、デジタルに比べてフィルムの方が
多くの情報量を収納できるので、
画素数は高い。
これは、「見えるもの=光の情報」を
どう記録しているかの差であると思われる。
フィルムは光の情報を、
化学変化を用いたりしてフィルムに
焼き付けるという、自然の摂理に従って、
ありのままの情報を記録している。
一方でデジタルは、人の技術で作った装置で、
光の情報をデータに「変換」することで、
記録する為、フィルムの様にありのままの
情報ではない。
加えて、人の技術によるものなので
時代で差が出てしまう。
従って、コストが高かろうが、
高い情報量を収める事ができる事が
フィルム撮影の利点である。
フィルム
70mmフィルム
そして、今回のIMAXとは何か？
という話だが、IMAXは70mmフィルムで
撮影された、映像のことである。
ただ、他のフィルム撮影では、
1枚が35mmというサイズのフィルムを
使うのに対し、70mmという
2倍のサイズの大きさのフィルムを使用して
撮影している。
これにより、35mmフィルム以上に情報を
収納できる。
※デジタル撮影のIMAX撮影も存在する。
70mmフィルムと同じサイズで撮れるが、
画素数は前述の通り、撮影時の技術による。
情報量の向上
IMAXによる情報量の向上は以下の2つが
挙げられる。
まず、1枚のフィルムが大きくなったことで、
フィルムに収められる
映像の縦横の幅が広くなったことである。
縦横の比率は正方形に近い。
次に、画素数の向上である。
記録する媒体が大きくなったことで、
より詳細な情報を記録出来るようになった。
35mmフィルムに収められるサイズに縮小して
焼き付けるのと、70mmのサイズに
縮小するのとでは、縮小率が低い方が
高い情報量を記録できるということ。
1GBの動画を圧縮して350MBと700MBなら
どちらが高画質かと考えてもいいかもしれない。
クリストファー・ノーラン曰く、
理論上ではIMAXでは、12Kもの画素数を
記録する事が出来るらしい。
技術のデメリット
IMAXのデメリットだが、35mm以上により高い
コストや技術が求められるので、
短編やドキュメンタリーなどの短い作品や
記録映画で用いられる事が主だったが、
ノーランが「ダークナイト」で初めて映画に
IMAXを導入した。
とは言えコストも高いので、全編フィルムIMAX撮影の
映画はまだ作られていない(はず)。
上映方式
IMAXデジタルシアターシステム
IMAX上映には複数の方法があり、日本で主に
導入されているのが
「IMAXデジタルシアターシステム」だ
フィルムからデジタルに変換した事で画素数は
かなり減り2Kとなる。
フルHDとほぼ同じなので、
普通のブルーレイレベル。画面サイズは
通常の映画(35mm)より少し大きいレベル
なので、IMAXで本来撮影された
映像全てが表示出来ていない。
IMAXレーザーGT
そんな中、エキスポシティ(と東京のどこか)に
導入されているのは同じデジタル形式でも
高性能なものとなっている。
それがIMAXレーザーGTだ。
画素数は4K+αとなった上、画面サイズも
本来のIMAXの映像と同じサイズで
上映出来る。
しかし、依然としてフィルムをデジタルに
変換したもので劣化したものである。
フィルムIMAX
日本の映画館には導入されていない
「フィルムIMAX」が最高のIMAX視聴環境と
なっている。
撮影したフィルム(のコピー)をつかうので、
画素数及び画面サイズも劣化せずに見られる。
従って、本物のIMAXを味わうには
現状では海外に行くしかない。
まとめ
以上が自分が調べたIMAXについての
情報である。
最初にも言った通り、誤りも
あるかもしれないのでご注意を。
※間違い等があれば、(誰か読んでれば)
コメントで指摘があるかもしれないですが、
始めたてなので、返信とか出来ないかも
しれないので、許してほしいです。
あのダークナイトが更に迫力のある映像で
見れるのなら、是非ファンは見るべきだし、
まだ見てない人もきっと楽しいはず。
ただし、コロナがまた怪しいので
IMAX再上映は我慢しないといけない
かもしれない...
以下Filmarksのダークナイト3部作レビュー
バットマン・ビギンズ
