レビューサイト Rotten Tomatoes をレビュー
Rotten Tomatoes
海外のレビューサイト
以前の記事でレビューサイトFilmarksを
紹介した。
その記事の中で、海外のレビューサイト、
Rotten Tomatoes(以下トマト)を少し話した。
今回はこのトマトについて、
少し紹介しようと思う。
▼前回
what-h4wk-think.hatenablog.com
2つの点数
トマトでは2つの点数がチェックできる。
批評家と私達一般人の2つである。
普通のレビューサイトなら映画好きが
好き放題書いているだけだし、
批評家のレビューはわざわざコラムとか
ブログとかを漁る必要があった。
しかしトマトではこの2種類のレビューが
1つのサイトで見られるのだ。
「でも、英語わからないしレビュー読めない」
となっても安心である。
何故なら、文章としてのレビューだけでなく、
100点満点の点数でチェック出来るからである。
これなら、英語が分からなくても
大丈夫である。
食い違う点数
先程述べたようにトマトでは、
一般人と批評家の2つのレビューが見られる。
この2つのレビューで時に面白い事が起こる。
正反対の点数になるのである。
批評家 = 一般人
まずは通常のレビュー。
このブログでもよく名前が出る
ダーク・ナイトは以下のスコアになっている。
TomatoMeter(左)が批評家
Audience Score(右)が一般人
驚くことにピッタリ同じである。
レビュー人数(=分母)こそ異なるものの、
両者が口を揃えてダークナイトを
良作と認めている。
批評家 < 一般人
次は、日本でも大ヒットした
ボヘミアン・ラプソディを見てみよう。
おかしい。こんなことは許されない。
批評家のスコアが低い！
主演男優賞も受賞したし、
アカデミー賞の大好きな
マイノリティまで描いてるのに！
あんなに世界中で盛り上がってるのに、
批評家は何を気取ってるんだ！
▼マイノリティの件は以下参照
what-h4wk-think.hatenablog.com
批評家 > 一般人
次は酷評された
スター・ウォーズ / 最後のジェダイ
を見てみよう。
？？？アレ？酷評されてなかったっけ？
めっちゃ批評家の点数高くない？
逆に一般人の評価何よ。
めっちゃ低いじゃない。
本当に同じ映画見てる？
美人なローズとか、レンの覚醒や
スノークの素晴らしい役割とか
そんなバージョンあるの？
あくまで、これは推測だが批評家が
ディズニーに買収されていると考えられる。
あんなに炎上してるのに、批評家が好印象を
残すのはおかしい。
更に言ってしまうと、続編の
「スカイウォーカーの夜明け」の
レビューが更に怪しさを増している。
批評家の評価が悪いのだが、
前作で買収されてないですよアピールで、
とりあえず低評価付けた感が
でてしまっている。
しかも、今度は逆に一般人が高評価したせいで、
尚のこととりあえず低評価した感が強い。
尚、私は9が大嫌いで、
8は大して何も思わなかった。
ただ、9が嫌いすぎて7-9は
スターウォーズと認めていない。
誰を信用する?
価値観が近い人
結局レビューをどう見ればいいんだ？
では「自分は誰か」と己に問いかけてみよう。
答えは、ただの一般人だ。
誇張しても、映画好きの一般人だ。
つまり、レビューで価値観が近いはずなのは、
一般人のレビューである。
基本的に価値観が近い者のレビューを参考に
していれば、失敗は避けられるはずである。
価値観が違う人
それでは、批評家のレビューはどうするか?
これは映画の内容が予測できる。
例えば、批評家はテーマやメッセージ性を
大切にする傾向がある。
言い換えると、「頭空っぽで見られる映画」は
あまり評価してくれない。
そのため、批評家の点数が高い時は、
小難しい映画ではないかと予測ができる。
逆に批評家の点数が低い時は、
「頭空っぽで見られる映画」である
可能性が高く、気軽に見られる映画と
考えられる。
もちろん、批評家も一般人のも
高評価している映画であれば、
より良作だという信用度が増すだろう。
注意点
価値観をベースに話してきたが、
1つ注意がある。
これは主に外国人のレビューであることだ。
外国人だからこそ感じる価値観があるのだ。
それが、トイ・ストーリー4だ。
日本では一部から酷評されたが、
外国人はそうは思ってないようだ。
(私はトイ・ストーリー4は良作だと思う!)
記事で紹介した映画
https://www.netflix.com/title/70079583?s=i&trkid=13747225
