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【レビュー】 映画 モンスター・ハンター

映画 モンスター・ハンター

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期待値LOWの実写化

3月は忙しく更新できなかったが、
少し落ち着いたので久々の更新。

久々の更新の割に、なんともアレな映画を
レビューしていこう。
話題のシン・エヴァでなく、
ゲームのモンハンでもない。
映画のモンスターハンターである。
シン・エヴァより先にモンハンを見てしまった。

今回はこの映画版モンスターハンター
レビューしていこうと思う。
ネタバレはなし。

レビュー

最大の問題点

他のレビューでもあまり良いことは
聞かないこの映画だが、実際のところ悪いのは
1つだけと思う。
例えば異世界へ入る導入が雑というが、
それほど酷くない。
これがダメなら、名作と名高い、
しんちゃんの「アッパレ戦国大合戦」も
叩かれる。
この映画の問題、それは画面が暗い点だ。

画面が暗い

この映画に期待することはストーリーではない
何故なら原作にストーリーが大してないからだ。
モンハンはメタルギアの様なゲームでない
また、人間も期待していない。
ストーリーもないし、キャラクター性もない。
ではこの映画に期待することは何か?
タイトルにもある、モンスターである。
このモンスターを見ることが要である。

しかし、残念なことにモンスターが見えない
どのクエストでも夜間に行われるため、
リオレウスディアブロス全く細部が
見えない
砂漠での太陽が輝く時間での戦闘もある。
これでもモンスターは見づらい。
それはモンスターがディアブロス亜種
つまりモンスターが黒いからだ!
せっかくの実写化なのに、要のモンスターが
見えないのは、あまりに大きい問題だ。

てんかん注意?

また、モンスター以外にも見づらさで
問題があった。
あるシーンで嵐に巻き込まれるのだが、
雷やらなんやらで、画面がフラッシュする。
ポケモン・フラッシュの様なやつだ。
てんかん云々は指摘すべきだと思う。
公開前に指摘されたSWのEP9よりキツイ。
多分、誰もちゃんと見てない映画なんだ。

モンスターの攻撃手段

賛否あるのかもしれないが、今作では
ゲームでは設定しきれなかった、
モンスターの詳細な攻撃が見られる。
一見バカバカしいように見えるが、
むしろ吹っ切れるぐらいが、楽しい。
頭に大剣をぶっ刺したり、
なんか体液が飛び散ったりと、
無駄にリアルで怖い。
ディアブロスに角で体を文字通り、
貫かれたりするので、ゲームよりは
グロいといえる。

特にあるシーンはもはやホラー映画だ。
というか、ある映画のパクリだ。(後述)
そのシーンは人によってはかなりクるので
是非見てもらいたい。

ポータル
異世界への扉

この映画でモンハン世界へ召喚されるには
ありがちなポータルを通って行われる。
このポータルを通って、国連軍達は
モンハン世界へたどり着いてしまった。

しかし、私はこの映画でそれ以外にも
たどり着いてしまった物を見つけた。
それは、様々な映画たちだ。

パクリ?

映画の中にはどっかで見たようなシーン
連発される。
例えば、砂漠を船で移動したり、船の墓場は
パイレーツ・オブ・カリビアンだ。
あるモンスターの攻撃手段はエイリアンだ。
また、双剣の鬼神化はどことなく、
ゴースト・バスターズにおける、
「ビームの交差は危ない」を思い出す。
どういう訳か、モンハン世界の人々は
知能指数が低く設定されており、
主人公との交流はフランケンシュタイン
思い出させるレベルだ。
更に、モンハン世界の宗教的象徴を
主人公がぶっ壊すという、
戦場のメリークリスマスに似たシーンすら、
見られる。
この類似シーンを探すのもこの映画の
楽しみである。

皮肉

さて、これらはパクリだろうか?
違う
きっとこの映画は、様々な映画がポータルを
通ってたどり着いてしまったのだろう。
だから、小道具や演出になどに既視感
生まれるのだ。
なんとも考えられている映画ではないか!
既にあるものを再利用して使う、
コストと環境に優しい映画だ!

その他問題点
バトル

モンスターVS人間でないバトルが存在する。
人間VS人間のバトルである。
これは要らないシーンだ。
そんなの誰も見たくない。
トランスフォーマーにおいて、
トランスフォーマーVS人間のシーンと
同じくらいどうでもいい。

音楽

youtu.be

モンハンと言えば、この音楽である。
熱いシーンでこれが流れれば、
多少作りが甘かろうと許せるはずだ。

が、流れない
↑はあくまで予告である。
本編では一切流れない
つまりこの動画はニコニコなどの
MADと同レベルである。
もしかすると、他のモンハンの音楽が
流れていたのかもしれないが、
最低限メインテーマはいるだろ!

エンディング

これも叩かれかねない要素の1つだ。
詳しくは言わないが、
「続編が作れる」カタチで終わる。
しかし、これに怒るのはおかしい。
最近の映画なんて全部そうじゃないか。
ヒーローが壊滅して終わる映画すらある。
面白くないから、このオチはだめというのは、
なんだかおかしい。
値段見てから「美味しい」と言ってるのに
近い気がする。

スコア

1.3(5.0点満点)

まとめ

オススメしないが、そこまでクソではない
マリオやストリートファイター
実写化と違い要の部分(=モンスター)の 
設定はそのままだし、ぶっ壊していない。
むしろ、モンスターに新たな攻撃手段を
追加するオリジナリティもある。

せっかく異世界召喚をすぐやって不要な場面を
排除できたのに、まだ不要なシーンが多いし、
モンスターが見づらい問題がある。

正直、個人的にはソニックのほうが嫌い
明らかに子供向けだし、要の高速描写も
X-MENのパクリだし、オリジナリティに
欠ける。