【レビュー】ゴジラvsコング

ゴジラvsコング

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モンスターユニバース最新作

シン・エヴァぶりに劇場での映画鑑賞。
正直なところ、コングにもゴジラにも
そんなに興味はなかった。
だけど、期待せずに見た前作のKOMや、
シン・ゴジラが面白かったので、
見ることにしてみた。
IMAXで行きたかったところだが、
感染者数が改善されない大阪へ行くのは
賢明でないと考え、普通の劇場で鑑賞。

とにかく今回はこの、ゴジラvsコングを
レビューしようと思う。
ネタバレはなし。

ゴジラvsコング

レビュー

ストーリー

この映画にはストーリーは期待してない
沢山のアクションが見られればいいと、
私は思っていた。

しかし意外とストーリー部分が長い。
映画を序盤-中盤-終盤と区切るならば、
中盤はアクションが一切ない。
ストーリーのみである。

つまり、全体にストーリー部分が長い。
せめてそれが面白ければいいのだが、
大して得られることもないし、
登場人物が全員推測でしか話さない。
その上モンスターは話せないので、
考えは観客も登場人物と同じで、
脳内補完をせざるを得ない。
これでは、ストーリーが長いだけで
かなりダレてしまう。

朝が早かったのもあるが、
ストーリーが長すぎて寝かけた。

主演

ストーリーが長いのには訳がある。
それは今作の主演がコングであるからだ。
コングはまだ1作しか作られておらず、
あまりストーリーが展開されておらず、
コングの過去も分かっていない。
そこで今作ではコングをメインに
ストーリーが展開される。
ゴジラは助演に近い。W主演ではない。

コングが主演となったことで、
ストーリーに影響が出てしまったが、
影響はそれだけではない。

アクション

アクションは要なので悪くはない。
前作はモスラやラドンにギドラのお陰で
飛ぶアクションやスピード感もあった。
モンスター数が前作より少ないことで、
バリエーションこそ落ちたが、
迫力のある肉弾戦が見られる。

しかし、日本のゴジラシリーズを初代とシンしか
見ていない私にとってはイマイチだった。
パシフィック・リムの様に船で殴る
バカバカしいカッコよさも無く、
やることは掴み合いばかり。
トランスフォーマーの様な爆発や飛び道具も
ほとんどない。(=0ではない)
そもそも主演がコングになった時点で、
コングの戦闘スタイルに合わせるのが厳しい。

とは言ったものの、IMAXだと違うと
感じられたかもしれない。
普通のスクリーンでは味わえない巨大感に
その場にいるようなサウンド。
これらが揃うことでアクションが完成するのかも
しれない。

大根役者

今作には演技がイマイチなキャラクターがいる。
STのイレブンや見たことあるようなないような
俳優がたくさんいるが、私が気になったのは
彼らではない。ゴジラである・・・
ゴジラが戦いの中で、「え・・・?」といった
困惑を見せるシーンがあるのだが、
めちゃくちゃクサイ。
ゴジラが話せないということもあり、
目でしか演技ができないのだが、
それでも笑ってしまうほどに下手くそである。
ジュラシック・ワールド2での
恐竜の「ニヤリ顔」にかなり近い。

そもそも、ゴジラにわかりやすい感情表現を
加えるのが誤りだと思う。
主人公や純粋な子供とかが
「ゴジラは怒っている」「ゴジラは悲しんでる」
と代弁してもらいたい。
そうすればゴジラを理解できない存在として、
異質な生き物として見られたはずである。

スコア

2.8(5.0点満点)

まとめ

ストーリーが邪魔してくる、コング主演作品。
もっとストーリーを洗練すれば面白くなるし、
削ればアクションのバリエーションが増えたし、
今作における一番の敵である。

恐らくIMAXで完成されるであろう映画。
逆に言えば普通のスクリーンではイマイチな
映画に見えるかもしれない。

余談

小栗旬

TVをそんなにみていないのもあるが、
小栗旬があまり宣伝してないように見えた。
延期したからかな?と思っていたが、
そうでないように感じた。
映画内で大した役でもないからに感じる。
それどころか、あの姿はファンは見ないほうが
いい気がする。

サプライズ

今作にはサプライズ要素がある。
しかし悲しいかな、鑑賞前に私は
それを知っていた。
というのも既にYou Tubeに一部が
先に公開された海外勢よりアップされていて、
検索に引っかかったからだ。
(しかも配信の映像で高画質)
なので鑑賞前にYou Tubeで予告を探すことは
やめたほうがいいと思う。

更に言えば、グッズ売り場は鑑賞後に
行くべきである。
サプライズが既に売られている。